どれ位で消えるの？

いわゆる【いたずら彫り】といわれる、友達同士や自分で入れたような墨は、レーザー治療1～3回ほどでほとんど見えなくなります。
今は後悔しているとしても、早まって自分で皮膚を傷つけて（根性焼きなどで）消そうとしないでください。レーザーを使えばたった数回通院するだけで、予算数万円で跡形なく消すことも可能です。

※レーザー治療の場合、薄い青色（水色）や緑・黄色・赤色や色素が非常に深く入っている場合はレーザーの反応が弱いため、完全に除去することができません。

写真の方のような少ない面積でもプロに入れてもらったTATTOO（刺青）は、色素が多く、5回程度から、時には10回以上も治療が必要になることもあります。1回あたりの治療は10分ほどで終わりますが、3か月に一度、定期的に通院が必要です。そのほかのデメリットはやけどのように術後処置が1週間ほど必要なことと、1か月ほどはやけどと同じく、やや余計に濃くなってしまう事です。（写真：1回の治療24,800円）

当院の切除法について

大きなタトゥーは1回の切除では取り切れない事があります。タトゥーの入っている部位や形状によって、細長い紡錘形も皮膚を取り切るため、縫合部には、両側から強いテンション（引っ張る力）がかかります。切除箇所が大きくなるほど、テンションも強くなり、傷が広がったり盛り上がることもあります。したがって、2回目の修正をおすすめする場合もあります。（医療用語で【連続切除】といいます）

組織拡張器

大きなタトゥーでも、できるだけ早期に切除したい場合、大きな刺青を切除するには皮膚が足りない場合、組織拡張器（ティシュエキスパンダー）を使います。
前もってバッグを入れて、刺青のないきれいな皮膚を引き伸ばしておきます。数回の通院でバッグをゆっくり膨らませた後に、バッグの摘除とともに刺青切除し縫縮します。
こうすることで植皮をせずに閉鎖が可能です。

植皮

もしくは皮膚の別のところから持ってくる植皮という方法もあります。

仕上げ

縫合は美容外科として美しさにこだわります。S字やW字のジグザグに切除して縫合します。この縫合跡が傷跡として残るとしても一直線の傷より目立ちにくい特性があります。